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讃岐うどん談義|おか泉交流録

第3回 環 修氏

人生の目標に向かって ひたすら走り続ける

●最初の出会いは

第23回 瀬戸内海タートル・フルマラソン2002年11月24日

私が教師になって間もない頃でした。当時(22歳頃)、岡田さんは豊浜町にある修行先の店長をしておられ、てきぱきと店を切り盛りするやりての店長さんだなと思っていました。友人のように言葉を交わすようになったのは、坂出にお店をもたれてからです。現在の宇多津に移転する時には、私にも相談してくれましてね。『セルフのうどん店にはしたくない。きちんと打って、きちんと作り上げたうどんを出したい。私は香川に生まれ育っていないので、香川の人がどんなうどんを望んでいるのか不安。私のこだわりで店を作って良いものかどうか』と悩んでおられました。どこまでも真剣にうどんに立ち向かう岡田さんでした。そのとき私は、『岡田さんのこだわりを大切にしたらいいんですよ』と答えたんです。ですから、宇多津のお店が繁盛しているのを見るたびに嬉しくてね。どこか自慢で、どこかほっとするのですよ。

●子供たちに働くことの尊さを学んで欲しくて

以前に私が赴任していた香川大学附属坂出中学校へ 、全校生徒を対象とした親子セミナーの講師に来てもらったことがあります。総合学習の時間に生き方を学ぼうと「この道一筋、わたしと讃岐うどん」のテーマで講演をしてもらいました。その時「うどんは作るというより、育てるもの」「生地作りをしていると、うどんが語りかけてくれる。生地と対話する」といった岡田さんの言葉が忘れられません。私も、子供と真剣に対話ができる教師でありたいと、常に考え努力しているので、教育もうどん作りも対話しながら行うということでは同じだと思いました。

●『おか泉』のうどんは一言でいえば

丁寧なうどんです。真心こもったうどんですよ。

県外のお客様は、必ず『おか泉』さんにお連れしますね。海外研修に参加した全国の教員たちで、年に一回ほど集まっているのですが、そのみなさんも『おか泉』にご案内しました。 2歳くらいのお子様を連れた方もいらしたのですが、そのお子さんが1人で一人前を平らげてびっくりしてましたよ。みなさん全員が大絶賛で、3年経った今でも『あのときのうどんはおいしかった』と言われます。ちなみに私は、いつもぶっかけうどんです。ストレートに、うどんそのもののおいしさが伝わってきますからね。

『いつまでも、うどん道を歩み高めて頂きたいと願っております。』

環 修氏のご紹介

おか泉の店主が修行時代からのお客様である環氏。独立して坂出に店を持ってから、親しくなり、ふとした会話の中でお互いの生年月日が奇しくも全く同じ昭和33年2月16日であることが判明。「もう25年近くのおつきあい、岡田社長とは良い意味でライバルですよ」と語る環氏。

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