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おか泉のこだわり

備長炭

備長炭

 高級木炭として知られている備長炭。安定した火力を保つ上に煙を出さないため、炭火焼のお店では重宝される存在です。樫の木を10日もかけてじっくり釜で焼き上げるため、炭が引き締まってずっしりと重くなり、たたくと金属のような音がします。

 おか泉ではこの備長炭を、調理ではない意外な部分に利用していますが、お分かりになるでしょうか? 答えは「水」。うどん作りには大量の水を使いますが、この水の味はうどんの味を左右するといっても過言ではないほど重要です。事実、讃岐うどんの名店には、名水に恵まれた場所にあるお店が少なくありません。しかし当店があるのは街中、良い水を手に入れるのは難しい状況でした。

備長炭

 そこでたどり着いたのが備長炭による水の浄化。備長炭には無数の小さな穴があって、そこに化学物質を取り込んでくれる性質があります。備長炭を通った水は余計なものを取り除かれ、まろやかでおいしい、うどん作りに最適な水に変わるのです。

 余談ですが、水の浄化に使われる備長炭は1年に1度その効力を失う前に交換しています。以前は全て処分していたのですが「貴重な備長炭がもったいない」とのお声をいただきました。そこでご来店されたお客様に、無料でお分けいたします。数に限りがございますので、品切れの際はご容赦下さい。
(配布の際には店舗のトップページでお知らせいたします。)

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砥部焼

砥部焼

 おか泉でうどんをお食べいただく際に、盛りつけられた器をじっくりとご覧になられたことはありますでしょうか? 肉厚でずっしりと重く、深い藍色が特徴のこの焼き物は砥部焼。愛媛県松山市から少し南に位置する砥部町で作られています。

 砥部焼は、中国を発祥とする「磁器」と呼ばれる焼き物です。細かな土を使って高温で焼き上げるため硬くて丈夫。重厚で保温性にも優れているので、うどんの器にはもってこいです。使われる色は、基調の藍色と控え目に入れられた朱のみ。唐草や意匠化された草花の模様は、派手すぎず料理を邪魔することもありません。

 ちなみに当店で使用している砥部焼は、明治15年創業の窯元・梅野製陶所に特注しています。こちらは砥部でも有数の窯元。敷地内には砥部最大の登り窯が保存・公開されています。工場見学や直売もあるので、興味のある方はぜひ行ってみて下さい。

 余談ですが、当店の器はうどんに限らず全てが砥部焼。また七味入れ等の小物から、花器や傘立てに至るまで店内の焼き物も全て砥部焼です。ご来店の際はうどんを待つ間に店内を探してみて下さい。思わぬ所に隠れていますよ。

梅野製陶所
愛媛県伊予郡砥部町大南1441
電話089-962-2311

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